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[コメント] 生きていた野良犬(1961/日)

ダンプ・ガイこと二谷英明が気の短い粗雑な復讐鬼を演じるが、やはり相当なミスキャストであり、その後彼が理知的な紳士役を得意とするようになったのは当然の成り行きと言えただろう。やくざのアクションを肯定して突っ走るべき物語ではあるが、ラストに至ってどんでん返しを用意するのは舛田利雄脚本の妙であり、一種「日活らしい」青春の苦味を感じさせる。
(★3 水那岐)

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