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[コメント] 星の旅人たち(2010/米=スペイン)

巡礼という古典的な人々のふれあい手段をとって、縁もゆかりもない老若男女が集い、自我をさらけ出しドン引きされた上で、再び友情を確かめ合う過程。ここでフラッシュを焚かれるのは決して聖人君子でない厄介者揃いだが、むしろそれゆえに、露悪の末にお互いに確認する仲間意識は確かであり、暖かみを感じさせられるものだ。
水那岐

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







石頭の主人公をめぐり、陽気で無責任なデブ男、皮肉屋のバツイチ・スモーカー女、そして自己中心派の小説家男が自己をぶつけあって旅をする。うっとうしい連中のあいだに絆ができてゆく過程は、じつにすばらしい。

そして、最後まで自分の旅の目的を「ダイエットのため」と断言してはばからなかったデブ男が、教会で聖人像にひざまづき、恥ずかしさのあまりか誰にも語っていない信仰心を露呈させるあたりは巧かった。今の宗教心とはそんな位置づけでしょうからね。

(評価:★4)

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