[コメント] マルガリータで乾杯を!(2014/インド)
主人公は身障者だからと特別扱いする他人に中指を立てる女だ。それはいい。しかし彼女は健常者なら許されないほどに、やりたい放題やっている潔くない女でもある。外国で好きなだけ学問に打ち込み、男女問わず相手を変えてご乱行を極め、それでも許してやる両親に甘えきっている。こんな女にかけてやる情けの類は持ち合わせない。長生きして親たちの苦労を肌で知れ。
劇映画としては、飽きさせないが撮影上の工夫はあまり見られないのが難点。バストアップばかりのカメラはつまらぬことおびただしい。セックスシーンも今なら信じられないストイックで面白みのない撮り方をしている。身障者ならではのアクションの異質さを持って来たなら、少しは画面の平板さを補えたと思うのだが。
唯一、レズカップルの一翼を担うサヤーニー・グプターの意志のある美貌が凛々しくすばらしい。これでプラス1点。
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