[コメント] 氷点(1966/日)
小説の骨格がしっかりしているからだろう、ダイジェストと知っても一分たりとも目を離させない。もちろん、山本薩夫の語り口の上手さも大きく作用しているだろう。
以後は余談。徹の少年時代を演じる金子光伸は往年の特撮少年ドラマでは懐かしい顔だ。
そして、曲名がどうも思い出せない(ショパンの「マズルカ」?)のだが、冒頭で若尾が弾いていたピアノ曲はのちの『戦争と人間』でも浅丘ルリ子によって効果的に演奏シーンが挿入され、ドラマを盛り上げていたことが思い出される。
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