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[コメント] ヘンリー八世の私生活(1933/英)

ヘンリー八世といえば、6回も結婚した精力絶倫、粗野な男というイメージがある。それは間違っていなかったが、そのイメージに陰影をつけ、その人となりを見つめ直し、人間ヘンリー八世を蘇らせた。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







いい機会(?)なので彼の結婚歴をまとめてみた(どの歴史書にも載っているが)。

ヘンリー八世

1941年生まれ。

1509年(18才) キャサリン・アラゴンと第1結婚。

1533年(42才) キャサリンと離婚。アン・ブーリンと第2結婚。

1536年(45才) アン処刑。ジェーン・シーモアと第3結婚。

1540年(49才) ジェーン分娩死。アン・クレーブズと第4結婚。

同上     アンと結婚せず(床入りなし)。キャサリン・ハワードと第5結婚。

1543年(52才) キャサリン処刑。キャサリン・パーと第6結婚。

聡明と言われ、名家の出でもあるキャサリン・アラゴンとの第1結婚が34年も続いたのが、興味深い。更にこの年表を見て、ラストシーンの一言を思い出すと、感慨深いが、詰まる所、彼の人生は男としていい人生だったと言える。

(評価:★4)

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