コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 牛泥棒(1943/米)

これは私の‘良心の映画‘の1本になるだろう。「こいつら、あとさき考えずアホな奴や」と笑って観ていたが、ラスト4分が凄い。ハッと気付かされた。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







酒場のカウンターに皆が集まっているシーン。私も所詮彼らと同じレベルで、差はないと思い知らされた。同じカウンターで、彼らと並んでしょげている身だ。

「法はただの言葉ではない。法とは、人にとって善悪をわかつもの。人類の良心そのものなのだ」

善意が亡くなり、悪意がはびこり、法の遵守も当たり前すぎて、皆がシカトする―私も含めて皆なは本当に善悪が分かっているのか?―、正義そのものが揺らいでいる(色んな正義がある)昨今(今は2020年)、人の人としての最後の砦は良心なのかと考える。

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。