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[コメント] 八十日間世界一周(1956/米)

世界がまだ広く未知にあふれていた時代の物語。今ならさしずめ、どこそこへ着いたとネットのコース表で逐一表示される味気なさだ。新聞で報道されているのに、現実には開通していないインド鉄道も楽しいし、ベトナム(?)の流線型の船は始めて見た。変わってる!
KEI

そして、何と言っても警察に妨害されたにも拘らず、辛らつな言葉を一言だけ言って立ち去る主人公・英国紳士が良い。今なら、やれ裁判だとか、やれ賠償だとかうるさいことだろう。人間も大らかで、信頼に足る時代の物語。

(評価:★5)

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