[コメント] 永遠の僕たち(2011/米)
死をこれほど身近に、温かく感じさせる作品はなかった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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死肉を餌に子育てするという「ニクロフォルムス アメリカヌス」(米紋死出虫)にとっては、死は生命をつなぐものだ。
我々にとっても、ある人の死に直面した時、今迄その人と居たことにより得られた知識、経験等を自分の中で反芻する事によって、それらが今迄自分というものを作って来てくれた、そしてこれからも単なる思い出ではなく、自分の生命の糧となってゆくことを知るのだ。
だから自分の中で生きているというのは、文字通り生きてその人を支えているという事なのだ。
死は、皆と切り離された孤立した寂しいものではなくて、皆の温かい笑顔で見守られるべきものだという一つの考え方をこの作品で知った。
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