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[コメント] 七人の無頼漢(1956/米)

重箱の隅をつつけば、話の展開で2か所ほど無理していると思われるところがあるが、そういう事は止めよう。善い所に目を向けたい。‘恋愛’と‘プライド’だ。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







西部劇に恋愛を持ち込んだ作品はいくつかあるが、本作は成功例の1つだろう。人妻と妻を殺されたばかりの男との恋愛(というより恋の芽生え)で、アクロバティックともいえるが、丁寧な描写で、納得出来るものになっている。

‘プライド’。長年保安官だった主人公は、落選し、保安官代理にならないかと言われるが、プライドが許さないとOKしなかった。が、最後に‘代理でもいいから、やってみようと思っている’と決心する。

殺された奥さんは、昔別の男から奪い取ったという話(町の噂)もあり、男としてのつまらない見栄があったのかもしれない。その結果奥さんが働きに出て、死なせてしまった。彼は後悔の中にいたのだ。

‘恋は人を素直にし、前向きにさせる’という言葉がある。 彼は後悔を越えて、前向きになった。短いカットだったが、爽やかな印象を残すラストだった。

(評価:★4)

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