[コメント] ケルジェネツの戦い(1971/露)
これ程哀しい映画は知らない。これ程厳しい戦いの映像も知らない。そして、これ程子供たちの歓声が聞こえる映画も。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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切り絵でここ迄激しい戦いを表現出来るとは。黒いタタール軍は悪魔のようでゾクッとした。
切り絵はユーリの提案らしいが、人形よりはかない。はかなくて、諦めて、じっと佇む妃の白い姿はこれからも忘れられないだろう。
そして、作者が示す普通の日々の暮らし。そう言やあ、うちの子も小さい頃屈託なく笑っていた。その喜び、幸福。
大人の知恵で争いは、なくしたい。これが作品のすべてだろう。
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