市川拓司（この映画の原作の作者）が好きで、原作もよかったのに映画を観たら全然違う内容。でも、ストーリーはまた違った味があってよかったと思う。物語の基本となっている、「純粋な恋愛」、「恋人を失ったせつなさ」は変わらないけれども、映画の方は堤監督らしさがでていてよかった思う。広末もそつなく恋している女性を演じていてよかったが、彼女の演技は最近まであまり好きではなかった。若さと人気に押されて好きな人は多かったと思うけど、女優となるとまだまだのところがあったと思う。けれど、ここ最近はアイドルから脱皮し女優らしくなってきた感じがする。彼女にはこれからも女優として活躍してもらいたい。

小池栄子の演技はなんとかして欲しかったなぁ。日活の映画みたいで、映画の価値が龍平との格闘シーンで下がった気がする。あそこまではまだ良かったのに・・・。

いつかNYに行ってみたい。そして、そこでこの映画みたいに一つ一つの風景を思い出という写真に残せればいいなぁ。