[コメント] 砂の器(1974/日)
第1位。問答無用。
人間の情念、史実を見つめる圧倒的な大河ドラマ。
東京で起きた元巡査殺人事件で、被害者が語ったひと言の東北訛りを手がかりに、
刑事の執念が最後に探し当てたものは、差別に苦しみながらも生きる父子の絆。
そして犯人の栄光と挫折、社会と人生の深淵だった。
原作ではそっけない描写も、脚色が素晴らしい。
日本人の涙腺をこれでもかと搾り出す、ラストの「宿命」のテーマ音楽。
年に一度はこの作品を観て、目を真っ赤に泣き腫らして、
深く溜め息をつきたい。
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