こういったほとんどがオールロケの映画だと出演者の人はもちろんスタッフさんたちはものすごく親しくなれるんだろうなぁなんてことを考えて見てました。

フィクション作品なのかノンフィクション作品なのかは知らんのですけどまぁいずれにせよ実話ですね。いくつかの実際にある話を繋げたという感じがします。

私の友人も冬は北海道のリゾートバイト、夏は沖縄のホテルや農家なんかで数年間過ごしてました。（たぶん7年間ぐらい）まぁ彼の場合はこの物語の主人公達のように都会で夢破れたり、心に傷を負ったりしていたワケではないけどこの作品を見てもしかすると当時彼（私の友人）は大人になることへの不安感や責任感から逃避したかったんじゃないかなぁなんて普段はヤローの事など（当時もだけど）気にかけることあんまないんだけど（ツレってそういうもんじゃない？）ふと思っちゃいましたねぇ。

この作品の主人公のような境遇でもなかなか現実問題、実行できない人なんかがこの作品を見ると疑似体験のような気持ちができて心地よいんだろうなぁと。

こういう作品のエンディングは主人公たちのその後･･･等結論を出さなくてもいいんでプロットとしては楽ですね。（個人的には嫌いですけれど）ただ淡々とフェードアウトしていけばいいみたいな。ひとつの結論を出してしまうとこの作品をせっかく好きになれたかもしれない人も物語の結論に対して反対意見だとそっぽを向いてしまう危険性が高いなぁなんて思いました。