[コメント] パール・ハーバー(2001/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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あざとい!!あざとすぎる!!日本軍ってそんなに作戦に長けていて、すごかったの?そうは習ってないぞ?ここまで来るとやけっぱちだったように思う。
大体「にげろーー」なんて、日本の興行成績を意識したかの演出! あっちに気を使い、こっちに気を使いしながら映画を作って欲しくないよ! 私たちも大人だ。何が良くて、何が悪いかの区別はつく。信念を貫いた作品でも良かった。
日本人を徹底的に非難するかのようでも、真珠湾攻撃は明らかに日本に非があったから仕方がない。 日本軍に非はあっても、一個人の兵士には非がなかった。 そういった演出ならば、納得できるものを…。
それに、日本軍が恐かったのは、無鉄砲な作戦を実行してしまう命知らずな事。カミカゼ特攻隊がすごいのは、「天皇万歳!…お母さん」と年端もいかない少年が、機ごと突っ込んだから。帰りの燃料を積まずに行った悲劇。それをアメリカ兵のオハコにするのは如何なものか。
アレック・ボールドウィンの「命知らずな若者がアメリカを救う」なんて台詞に呆れ返ってしまった。
それに、武士の出現のような野外の陣営は何だ?! 昭和だよ、昭和。時代錯誤もはなはだしいし、日本について全然理解していないのも勉強不足!!
しかも、恋愛のお粗末さときたら。
この映画のポイントは、いかにベン・アフレック に肩入れできるかにかかっているのだけど、私にとって全然魅力のない人だからどうしようもない。
最後の展開も、「はいはい」ってな感じ。
それに比べて、レッドの恋はかわいかった。プロポシーンなんて、とってもキュート!!映像は、奇麗で戦闘シーンは見物だった。しかし、最後ひっぱりすぎなのがそれらをすべて台無しにしている。
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