[コメント] 一心太助 男の中の男一匹(1959/日)
魚河岸の俯瞰ショットにタイトルがかぶるオープニングでゾクゾクくる。本作は俯瞰ショットが多いのと朝靄のカットが数回出てくるのが特徴。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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特に結婚したての錦之助と中原ひとみの長屋へ夢路いとし・喜味こいし等がころがりこんだ後、二人きりになるため魚河岸を散歩するシーンの朝靄は美しい。しかし何と云っても本作の白眉は彦左の臨終シーンだろう。三作を通じて最も存在感があったのはやっぱり月形龍之介なのだ。脇役では進藤英太郎と原健策が前作に続いて悪役を見事に演じている(前作とは別人の設定だが)。また、頭脳派の老中・伊豆守役の山形勲の存在感も良い。
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