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[コメント] マイ・ボディガード(2004/米=メキシコ)

空撮、ストップモーション、早いパンニング、屋内ドリー(ステディカム?)、ジャンプ・カット、微速度撮影、移動ショットでの切り返し。もう目まぐるしい技巧の極致。
ゑぎ

 二段ズームは流石に嫌気がさす(なんだか馬鹿にされている気がする)のだが、それでもこれだけのテクニックには舌を巻く。しかも、なんてカッコいいのだろう!本当にこれを見ると、この手の画面造型だと(ミュージッククリップ的なんて言葉で括ってしまうのは大雑把過ぎるけれど)、トニー・スコット以上のテクニシャンはいないのじゃないかと思えてくる。

 そして本作のヒロインはまだ10歳のダコタ・ファニングであり、彼女の造型が実に良く、中盤、退場してしまって出なくなるのがとても寂しく感じる。喪失感が大きい。しかし、その穴を埋めるようにデンゼル・ワシントンの暴力が爆発するので、プロット展開としては起伏、メリハリがあって良いのだ。それに、この徹底的な復讐劇の舞台となるメキシコの風景は、現在においても素晴らしくフォトジェニックなのだ。それと、音楽の使い方も良く、ファニングのテーマとも云うべきドビュッシー「月の光」とリンダ・ロンシュタット「ブルー・バイユー」がなんとも云えない感傷をたたえる。

(評価:★4)

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