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[コメント] マラソンマン(1976/米)

ニューヨーク、パリ、ボリビアのコントラストが良い。全編に亘ってコンラッド・L・ホールらしい陰翳深い画面が緊張感を高めている。
ゑぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 今では『マラソンマン』と云えばローレンス・オリヴィエの歯科医がダスティン・ホフマンの歯を痛めつける拷問シーンばかり取り沙汰されるが、私はロイ・シャイダーが暴行されるシーンの窓を使った突き放した表現の方が素晴らしいと思う。しかしこの映画の難点はウィリアム・ディヴェインの見せ方だろう。彼の正体が判ってしまうとこの映画の構成力は崩壊する。また、オリヴィエについても描き切れていない。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ナム太郎

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