[コメント] 暗黒の恐怖(1950/米)
ジャック・パランスのデビュー作はエリア・カザンのフィルム・ノワールだ。勿論、デビュー作から何とも醜悪な役柄を演じている。主演はリチャード・ウィドマークで稀代の悪役二人の共演かと思うとウィドマークは正義側を演じており、ちょっと残念。
ウィドマークの誠実な演技も好感が持てるし、ウィドマークを助ける警部役のポール・ダグラスもいい味を出していると思うけれど、でもやっぱりジャック・パランスやゼロ・モステルが暗躍する夜のニューオーリンズの街の描写が最も映画としての魅力をたたえている。カザンの演出も肩の力が抜けた感じで悪くない。
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