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[コメント] わが青春のマリアンヌ(1955/仏)

森、霧、鹿や犬といった動物達、湖、肖像画、これらの道具立てにプラトニックな恋愛譚をからめて幻想的なムードでパッケージングした作品。ファンも多い映画なのだが私には中途半端な出来に思える。
ゑぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 個々のシーンの撮影は美しいがシーン間のルックは結構不統一で、森のロケーション撮影シーンの中で唐突にスタジオ撮影の平板なカットがワンカット挟まれたりする。またキャラクターの中ではリーザという少女の扱いが中途半端。彼女が鹿の群れに轢かれて死んでしまう帰結もどうかと思うが、驚いたのは湖で服を脱ぐカットがあり、貧弱な胸が露になる。どういう意図でこんなカットを挿入したのか理解に苦しむ。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)氷野晴郎[*]

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