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[コメント] ダメージ(1992/英=仏)

ジェレミー・アイアンズの美しさに見惚れる。こゝが一番良いところだろう。こゝしか良い点がない、と云いたくなるが、いやそれは、云い過ぎか。冒頭からローキー気味の画面や、家具調度品などの美術、ミレーナ・カノネロの衣装は美しい。
ゑぎ

 しかし、ジュリエット・ビノシュが、美しいと感じられないのも困りものだ。それは照明・撮影の問題と云うより、演出の問題かも知れない。ちょっと驚いたのは、ビノシュの母親役のレスリー・キャロンがまだまだ若くて綺麗だったことか。

 また、飛んだり跳ねたりの情交シーンは笑ってしまうし、全然艶めかしくない。これは、エロティックな見せ方を志向していないとしか思えない。あるいは、情交シーンでも、ずっとビノシュの乳輪隠しの技を駆使している、と思いながら見たのだが、しかし、ラスト近く、忘れたころになってやっと露出する。焦らせ作戦だったのか。その魂胆がイヤらしい。もうそんなこと(ビノシュの乳輪のこと)に、興味は失せてしまっていたのだ。それと、ビノシュへの対抗心を駆り立てて承諾させたのか、最終盤で、アイアンズの妻役のミランダ・リチャードソンも胸を見せるのだが、全く必要のない演出じゃないか。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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