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[コメント] いらっしゃいませ、患者さま。(2005/日)

真面目な病院関係者が見たら激怒しそうな、荒唐無稽な設定に、べたべたのストレートすぎるストーリー展開。それでもクライマックスではきっちり盛り上げ、見るものをぐいぐい引きつけることができるのは、映画の基本芸がきっちり身に付いている証。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







だからこそ、サクセスストーリーというかハッピーエンドの王道を貫けるのだろう。

後半の緊迫した手術シーンもよかったが、何よりすごかったのは冒頭のストリップ劇場での拳銃男の乱入に対し、あたかもそれがショーの一部であるかのように演出しようとする大友康平の、笑顔でみせたド迫力。

「ありえねー」とわかっていても、「ここまでやる男なら」と後の展開をすべて納得させるだけの熱演だった。

それにお色気サービスも、ヘンに照れたり奇をてらったりせず、堂々と明るくやって、チップで何とかしようという患者にははっきりノーというあたりなどは、現実離れの中にもそれなりに筋が通っているようで好感が持てた。

(評価:★4)

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