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[コメント] 人生はシネマティック!(2016/英)

コメディ風味を漂わせながらも、意外に人生の喜怒哀楽を感じさせる力作。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ナチスによる空爆の被害が広がる中で、大事な人を失う悲しみと、そこからの再生をまじめに、真摯に描いた映画だと思う。この点で思いのほか見応えがあった。

最初は国策映画づくりにありがちな、四方八方からの無理な注文に右往左往のコメディかと思ったら、それだけではない深みと、人生の機微を丁寧に描き、心にひびく映画だと思う。

ただ、空爆による悲しみを描いても、いわゆる「反戦・厭戦映画」にならないのは、やはり第二次大戦緒戦の、国民の戦意高揚、アメリカ参戦が必要という時代背景だからだろうか。この点はなかなかに興味深いものがあった。

(評価:★4)

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