[コメント] ブルーム・オブ・イエスタディ(2016/独=オーストリア)
アウシュビッツを題材にとりながら、大胆な演出というか、切り口というのか、それともこれを「大胆」ということの心根への問いかけなのか。描くべき事は描いており、その点は見上げたものだ。
このラストによって、見ようによっては本作は一風変わったラブロマンスととれなくもない。
案外、アウシュビッツだから、ホロコーストだからと肩肘張らずに、ゆったりと眺めるように観るのが本作の正しい鑑賞の仕方なのかもしれない。
そして同時に、ホロコーストだから眉間に皺寄せて、というばかりでなくてもいいんじゃない?と言われているような気もした。
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