[コメント] 金環蝕(1975/日)
政治ドラマとして実に型通りの描き方で、その意味ではあっと驚くような意外性はない。ただこれが1970年代の空気だという気がしないでもない。
これだけ大勢の登場人物を、一人一人きっちりと類型的に描き切る、というのは案外たいしたもので、この映画にはそれだからこそ、醸し出すことのできる独特の雰囲気がある。
言ってみればそういう雰囲気を楽しむ映画なのだろうし、それこそ1970年代の空気にピタリとあった映画とも言えるのではないだろうか。
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