なによりびっくりしたのは、高層ビルのとある一室でアヤシゲな密談をしている男たちが、何げなく窓によってカーテンを開けたら、何とそこに、ホバリングしているヘリコプターが！！！！！！！しかも操縦士と目があうほどに間近に！！！！！！

いくらなんでも、その距離で気がつかない、なんてことがあるかあ？と思わせてからが素晴らしかった。

息をもつかせぬスリリングな展開、そして大都会上空を自在に駆け巡るブルー・サンダーの雄姿！

ここまでカッコよく魅せられてしまっては、その疑問なんか吹っ飛んでしまって、「うん、あのヘリなら、できるっ」を確信させられてしまった。

この映画から、もう２０年以上たつが、この映画を超えるヘリを使ったアクション映画って見ないような。

こういう大掛かりなロケをするくらいなら、ＣＧでやった方が、どちらかといえば手軽だし、ＣＧでやるならもうヘリにこだわる必要がないから、ということで、『マトリックス　リローデッド』みたいに、人間が生身で飛びかう映画ばかりに走っているのだろうか。

だとしたら、少し寂しい。