[コメント] 劇場版 BLEACH MEMORIES OF NOBODY(2006/日)
この作品は原作(漫画)で読むから面白いのであって、少なくとも90分弱の劇場映画には向かないと思う。「しねんじゅ」「ぶらんく」「こんぱく」などの用語を映画の台詞で聞いても意味不明だが、漫画の文字で読めば雰囲気がつかめるのだろう。キャストの名前然り。
耳で聞いただけではわからないキャストの名前もそうなのだが、この映画、原作もしくはTVアニメを知らないとこれだけではイマイチ筋がわかりにくい。正直、主人公のイチゴ(←これも“一護”という漢字を知ってようやく格好いい名前だと認識した)が何故死神なのか(死神代理だっけ?何それ)、それで何をしているのか、まずそこからわからなくて観終わってから息子に解説してもらったほどだった。
主人公をはじめ魅力的なキャラ(ただし魅力的なのが男性キャラのみってのもなんだかなー)も揃っているのだし、長い連載の中で彼らをひとりひとり掘り下げたエピソードを知ったり彼らを取り巻く環境などの設定も充分に理解していれば、奥の深い面白い作品だと思う。今時珍しい和風テイストも良い感じ。
ただし、安田大サーカスは全く不要。自分らのTVの持ちネタのみで登場した彼らがいかにも中途半端な子どもウケ狙いで浅ましく不愉快に感じ、これで減点。
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