停電というシチュエーションだけにやはり『光』が重要になってきます。そこでロウソクの光を多用したのはとても良かった。そのロウソクに打つ下される人々の表情も味わい深いです。・・・と、まぁ褒めまくってみましたが、全体としては★３．５くらいの映画です。それは、こうゆう群像劇にありがちなんだけど、一つ一つのエピソードが薄くなってしまっているから。もう少し登場人物を少なくしてもいいから、じっくり描いて欲しかったような気がします。

映像がかなりずばぬけて綺麗だなぁと思って、調べてみたら撮影がフランスとかでも活躍してる永田鉄男でした。これからもチェックしていきたいですね！クリスマスを題材にした映画ですが、ラブラブな感じではあにので、案外デート向きではないかもしれません。登場人物の年代が様々なので、どの年代の人が観ても誰かしらかには共感できるのではないでしょうか。この映像の美しさは自信を持ってオススメです。雰囲気を楽しみたい人はぜひぜひ。