冒頭の戦闘シーンの惨たらしさよ。顔を踏みつける描写があんなに酷いなんて、2分無いシーンで戦争の泥沼っぷりを描くなんてと冒頭でガッチリ掴まれた。かと思えば話はどんどん政治に傾いていき、そっちの映画だったかとハッとする。まぁ仕方ないんだろうけど、話がアメリカ人向けすぎて日本人にはなんのこっちゃの部分が多いし人物関係図も複雑だ。3回目の鑑賞でこの点数。スピルバーグの伝記映画はどれも映像が素晴らしくて数回の鑑賞に耐えうるものがある。

戦争の終結と奴隷制の解放を同時に成されなければならない状況を乗り越えたリンカーンは偉大な政治家だ。アメリカ人が先祖を大事にする気持ちが感じてとれる映画だった。なので美談風にしてたのも嫌味とは感じなかったしハマってたと思う。