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[コメント] SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者(2012/日)

鬱積と浄化のサイクルを精緻に構築する審美感は、人間が互いに暴力を振るい合おうと試みて生に身を投じようとする際には、忖度の応酬となる。因果への固執は偶然への嫌悪に基づいていて、能力は捕捉されるという確信に充溢している。
disjunctive

ところが、能力がそもそも欠いてたら、という受け手にとって本当に切実な話題には応えられない。底流する審美感に成功者の罪悪感が透ける。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ぽんしゅう[*]

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