[コメント] クリード 炎の宿敵(2018/米)
劇中で幾度か指摘されるように、ドラゴ親子の恨み節を越える動機を提示できるどころか、逆に彼らの動機を強化してしまう結末でしかない。ジョーダンの方は去勢された男の顔が様になりすぎて、試合終盤ではその負け犬感がドラゴ組の悔しさと混然一体となる。
人生をしくじった子どもたち・父親たちの勝ち負けを越えた広汎な敗北感が急速にリングを侵していく。
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