[コメント] アベンジャーズ エンドゲーム(2019/米)
サノスを襲うとか石を云々とか動機付けを台詞に依存する朗読劇であり、紙芝居に質感を与えるべくヒゲ面たちが泣き顔の彫を深めていく。要は顔貌の起伏で時空を連関させる類の映画だが、根拠なき接続は無差別と同義であり無差別は自助の実感を失わせる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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いかにすればこの類のジャンルを5W1Hで叙述できるのか。ヒゲ面の中で孤立するクリス・エヴァンスの時代錯誤な容儀が作中で違和感を醸し続ける。時代疎外的な佇まいは50年代を境に文明が分断されている証左であり、クリスの人生にその境界を跨がせることで時空は最終的に定着を見る。
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