[コメント] 軽蔑(1963/仏)
英語コンプレックスが無能や醜形といった軽蔑の具体的要因を集約していてわかりやすく、また劣等感に対する語り手の自覚も看取できて、そこに好感を覚える。どんなに格好をつけてもキモさが増幅されるばかりだから苛立ちが少ないのである。
おかげで空間的表象に没入することができて目の保養となった。ジョルジュ・ドルリューの劇伴も深刻だからこそ笑いになっている。
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