前作から続く印象は、ダニエル・クレイグには全く新兵器なるものが似合わない。

一瞬車を乗り換えるときに何か出てくるのかと身構えてしまったが、やはり期待通り兵器ではあるものの新はつかなかった。戦い方も、全編に渡りオーソドックスなアナログファイトが最後まで続いていたものの、アクションが飽きることなく次から次へと出てくる出てくる、全く飽きのこない作りになっている。

しかしながら、そんなオーソドックスなアナログファイトかと思いきや今回ばかりは、適がネットを使って攻撃してくる展開にちょっと驚きとも言える印象があった、が、そこはこの００７ならでは非常に控えめ？に演出されており決して全面に出てこない主張ぶりが好きである。

この監督と脚本家って、ほんとに新兵器とかコンピューターを使う最新技術って嫌いなんじゃないだろうか

前作もそうであったように、人が基本であり、悪役であっても人間であり、一人一人がものすごく人間を主張しからみあっていく、非常にすばらしい出来である。