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[コメント] ハーツ・アンド・マインズ ベトナム戦争の真実(1974/米)

 戦争というものは格好良いものでもなんでもないことを改めて思い知らせてくれる作品でした。
TM(H19.1加入)

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ベトナム戦争がまだ終わってない段階でこのような作品が作られていたとは驚きです。アメリカの東洋人蔑視がベトナムでの残虐行為に現れていること、政府が愛国心を煽るように国民を巧みに騙しながら戦争を続けたことがしっかりと描かれています。

 そして何よりも戦場の生の姿がしっかりとフィルムに収められていて非常に興味深かったです。戦争という破壊活動そのものが映像として我々に提示されている本当に貴重な記録だと思います。

 まあ、これを観たら確かに反戦運動は盛り上がると思いますね。ようするに欺瞞に満ちた大義名分の下で、兵士たちが「国のために」遠いアジアで不毛な殺し合いをさせられている訳ですから。

(評価:★4)

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