ブラックダイアモンド、ナイロビの蜂など、アフリカが舞台のドラマを見る度、企むもの・操るものと翻弄されるもの・操られるものの構図に遠いアフリカを想わざるを得ない。

迎えの飛行機が来て、見捨てられるなんて、これほどがっくりくるシチュエーションなんてないぞぉ！

そして傭兵は死ぬか生きるかない。

映画自体はカタルシスでまとめられているが、アフリカをおもちゃにして高みの見物を決め込む構図なんて決して消えてはいないね。ひょっとしたら天下泰平のこの国もその構図にあぐらをかいているのかも？

アフリカに明るい未来は来るのだろうか？ 彼らの犠牲の上に僕らの天下泰平があるとしたら？ 「先進国」なんて罪深いかもしれない。