少ない余命をどう生きるかってテーマで、「死ぬまでにいいことをして死のう」っていうんじゃなくて、自分勝手に生きて死ぬっていうストーリーを作る発想は面白いと思ったけど、それ以下でもそれ以上でもない映画。 一般的な女性にとって、等身大の自分勝手、ってスケールにしたかったのかもしれないけど、いくら等身大に描いても映画としてつまらないんじゃなあ。

趣味の問題かもしれないが、こういう撮り方で等身大の女性って題材をやると、すごくだらだらした締りのない作品になりがちだと思う。 すっきりしないだらだらした死を描きたかったのかもしれないが、それと作品がだらだらしているのは別の話。