ジョン・カーペンター作品と聞いただけで心の中のバイアスがびよよーん、と跳ね上がってしまう私だが、好みの問題を差し引いてもすごく良くできた作品だと思う。

「ウィアード・テールズ」に掲載されているような恐怖小説の世界を写し取ったかのような映像世界に魅了された。音楽まで自分で作ってるところもすばらしい。

私は瀬戸内海の港町に住んでいるんだけど、この町に霧が立ちこめると、この作品を思い出してワクワクしてしまう。

地味で静かなのにじわじわーっと怖い作品。