[コメント] 湖のランスロ(1974/仏=伊)
真顔でギャグを連発してくるような摩訶不思議映画。他作より手持ちカメラによるショットが格段に多く、その点でいつもの正確無比な峻厳さが少々失われている気はする。失敗作といわれれば確かに。鎧を纏い兜を装着することで皆一様に見える、個性を奪われた騎士たちはブレッソン的「モデル」の極致とも言えるだろうか。
(赤い戦車)
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