[コメント] ヒート(1995/米)
本作には映画の「骨格」のみが存在する。つまり審美主義に傾いたカット、説明的なカットが一切なく、映画を語るのに最低限必要なものだけで構成されている。寿司職人がネタを握る様のように極めて洗練された機能美。「手」を横に切る、これが何と感動的なアクションになっていることか。この純粋な機能美は作風こそ違えどブレッソンの作品さえ想起させる。
(赤い戦車)
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