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[コメント] シェフとギャルソン、リストランテの夜(1996/米)

淡々と描かれる全てのエピソードが、ひとつひとつ印象深い。誰だってあんな夜を、死ぬまでに1度でいいから過ごしてみたいと思うはず。そしてラストシーンのすばらしさ!!
モロッコ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







"うまいものを食べることは神に近づくこと"というシーン。 宗教的な意味ではなく、より美味しいものを食べたいと思う心は人間の飽くなき欲望であるということかと解釈。 経営者の心理、職人の心理、料理を作る過程、ディスプレイ、テーブルコーディネート、服装、道具、音…と味以外に学ぶことも多く、近年稀にみる見応え。料理モノでいえば『ディナーラッシュ』と同じくらいに好印象。 ラストの卵料理を作る部分は歴史に残る名シーンと言えなくもない。実においしそうだ。空気を読んでそっと去るギャルソンもまたいい味を出している。

単調と言えば単調だが、ワインか何かを飲みながらゆったりとした気分で静かな夜に観れば退屈はしない。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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