[コメント] ギャング・オブ・ニューヨーク(2002/米=独=伊=英=オランダ)
超大作という言葉がピッタリだが、面白さと比例してないのが痛い。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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19世紀のニューヨークが舞台ということもあり、セットと衣装、エキストラを見るとよほど金がかかって、そこにきて2時間40分という長さ。超大作という言葉がピッタリだが、面白さと比例してないのが痛い。
結局、何が言いたかったのかよくわからなかった。 父親の復讐、恋愛、南北戦争の時のニューヨークの現実。いろいろ要素を詰め込んだはいいが、テーマが絞り切れてない。焦点がブレブレ。
終盤、決闘のシーンで戦艦から砲撃を受けるシーンがあるのだが、あそこは嘘でも決闘シーンをすべきだろう。 キャメロン・ディアスもせっかくディカプリオ一筋で来たのに、最後は一人で旅立とうとする。もう訳がわからない。
ダニエル・デイ・ルイスの熱演ぶりは際立っていて、役柄も行動基準が一貫している。この映画を成立させたのは彼の力量だろう。それに対し、ディカプリオの役柄の行動基準が全くよくわからず、父親の復讐をするため、彼の心理がどう変わっていったのかの描写を、もっと丁寧にすべきだった。
脚本が悪いせいで、セットや衣装などの演出の重質感がなくなってしまっている。
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