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[コメント] 死ぬまでにしたい10のこと(2003/カナダ=スペイン)

根本的にこの映画、「死」というテーマを扱いながらも、その重みの表現がなくまた主人公への感情移入できる場面はどこにもない。
kazooJTR

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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脚本に難あり。

根本的にこの映画、「死」というテーマを扱いながらも、その重みの表現がなく、主人公への感情移入できる場面はどこにもない。

主役のサラ・ポーリーが23歳で死を宣告されるのだが、その後に「死ぬまでにしたいことリスト」をつくる。その中に「夫以外の男とセックスする」という項があるのだが、なぜこの項目を入れたのか?それを指している場面がない。 子供に恵まれ、貧乏ながらも幸せそうな家族。どこに不満があったのか、明確に描くべき。唐突過ぎる。

これが若くして結婚した女性の心理だと言われればそれまでだが、このような項目が入ったリストを作る意味がどこにあるだろう。 こうしたことをしておいて、子供に誕生日メッセージを録音し、家族愛を見せられても感動できるわけがない。

ラストも強引で、都合が良過ぎる。

製作総指揮に『トーク・トゥ・ハー』の巨匠ペドロ・アルモドバルが参加している。

(評価:★2)

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