自分のせいで人生が上手くいかないと嘆く息子に対しロッキーは強く諭す。 人生は厳しくつらいが、前に進むことが大事だ。他人に振り回されず、自己をしっかり持つこと。他人を指さして自分の弱さを人のせいにしないこと。

そういった普遍的なことを劇中のロッキーはディクソンとの試合を通して身を持って証明する。 実際のスタローンも劇中のロッキー同様に今作までは過去の人と思われていた。今作の製作も時代遅れだとか古臭いなどさんざん言われたらしい。 しかし出来上がった映画は大変素晴らしい出来だ。

ロッキーもスタローンも夢に向かって前に進むことを身を持って体現している。だからより一層感動する。

そしてエンドロール、あれは美術館の前にカメラを置いただけで何の演出もないという。 何千人も映っていたものを編集したらしい。ロッキーは皆に愛されている！ それであのテーマ曲がかかっちゃこっちは号泣必至だよ！