[コメント] チョコレート・ファイター(2008/タイ)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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何がすごいって主人公の女の子を演じる、ジージャー。
新垣結衣と井上真央と蒼井優と池脇千鶴を足して4で割ったような、(映画の主役的にという意味では)普通のどこにでもいるような可愛い主役女の子ルックスなんだけど・・・
この映画自体が「ノースタント」「ノーCG」「ノーワイヤー」の三拍子でとにかく体張りまくり、ある意味で『アバター』の逆をいく「ビジュアル面でのショック(衝撃)」に上映時間興奮しっぱなし。
そんでもってこの女の子ジージャーが、そんな言ってしまえば「非女子映画」にどこまでも順応していくという爽快感。これはもはや発明としかいいようがない新しいアクションスター像で、彼女も彼女で動きのキレが半端じゃなく綺麗だからその躍動が少女性を帯びて新しい可憐さを生み、ラストまで加速し続ける。
おそらく日本の↑にあげたような女優さんたちはここまで頑張れないんじゃないかなって思える。(いやきっとホントーはできるんだろうけど)そのくらい、この作品に命かけてるんだなあっていうのが伝わってきました。
お金でも無く、メディア的人気でもなく、むしろそれに対比するようにこの作品にかける出演者、製作者の凄まじい熱気を感じ、もうそれだけで満足。ストーリーや阿部寛など装飾に過ぎない。
新しい時代の新しいアクションスターはゆるふわ感ゼロ、糖質ゼロの『チョコレート・ファイター』でした。
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