[コメント] 小野寺の弟 小野寺の姉(2014/日)
タイトルだけでは想像がつきませんが、片桐はいりと向井理が兄弟というだけでもう面白い。二人の絶妙に古臭くてイケてない感じの雰囲気が全体に漂っていて、ハートウォーミングなコメディー作品となっていた。
いい歳こいた大人の兄弟二人が共に暮らしているという時点でダメなオーラ満載なんだが、それを補うだけの片桐はいりの存在感。この姉なくしてこの温かい雰囲気は間違いなく作れない。向井理はただ単純にダサーい男を演じているが、それは相方次第でどうにでも合わせられるのであり、姉の雰囲気次第で作品は全くの別物になっていたはず。笑いと温かさのスパイスを加えて本作の空気感を作りあげた片桐はいりは素晴らしかった。
それにしても片桐はいりはいるだけでいろんな意味で存在感抜群ですね。何をしても面白味を残すことに関しては才能です。特に三面鏡に映る三人の片桐はいりは個人的おすすめ。
とりあえず二人の兄弟愛と所々挟みこまれる笑いと懐かしさが心地よく、リラックスして見るにはぴったりの作品だった。
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