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[コメント] ボリシェビキの国におけるウエスト氏の異常な冒険(1924/露)

ユーモアによるコミュニズムの宣伝という方法論自体は好感度大。この路線を当局が後押ししていたら世界は変わっていたかも知れない。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







残念ながらコメディとしてはまるで面白くない。もう20年代、ハリウッドとのレベルは大差。これから学ぼうとしていたのか、アメリカから学ぶなど御法度じゃなかったんだろうか。奇妙な登場人物の羅列だけでは笑いは取れないだろう。カーボーイにももっとアクションがほしかった。雪道を追走する警官の乗るバイクのスリップが一番ヒヤヒヤした。

不勉強にしてクレショフ効果はよく判らず、カットが割られれば全てそのように見えるのだがどうなんだろう。フィルムはとてもきれいだった。副題は「報われたヤンキーの好奇心」。

(評価:★3)

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