[コメント] ストリート・オブ・クロコダイル(1986/英)
全体に気持ち悪いのだが、大量のネジが勝手に床から抜けたり嵌ったりする描写だけはとても気色いい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
張られた糸が滑車で巻かれる。吸血鬼のようなマリオネット、目が光るキューピー、胞子の束、汚れた硝子、覗き穴、解ける氷。不協和音の洪水。印象的なのは懐中時計を開けると肉の塊(ネジが大量に落ちてくる)というイメージで、肉もまた機械だと語っているようだ。
そしてキューピーは針の刺された肉塊に吸血鬼の首を挿げ替え、機械のように肩を廻し続ける。機械と生物との独特な切り口の表出という感想。
「木製の食道」なる前奏曲とテロップされている。ブルーノ・シュルツ「大鰐通り」の朗読。「大鰐通りは現代のためと都会の腐敗のため街が開いた租界だ」「マシな物を賄う余裕はなかった」。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。