最初のトウモロコシ畑のシーンからわしずかみされ、そのままグイグイを引き込まれていかれた。科学的知識の欠如から難解な部分もあるものの、そこは流ちょうなストーリーテリングによって次のシーンへと導かれる。

父と娘（クーパーとマーフ、アメリアとブランド博士）、父と息子、父と義父などの人間関係が、具体的な描写がなくともきちんと想像できる点が素晴らしいと思う。これはノーランの人間愛の賜物なのだろう。

『グラビティ』ではサンドラ・ブロックが帰還して終わったが、本作ではさらなる探検へと旅立つクープがまたイカしている！肉食人種はこうまでしつこく物語に食い下がるんだよな〜！！圧巻でございます。