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[コメント] 紙の月(2014/日)

宮沢りえには幸せになって欲しいなぁと感じてしまう。 しかしながら、ホントに惚れた挙句の行動だったかというと疑問。
さず

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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惹かれあう過程を省略している以上、一目ぼれにも一定の説得力が必要だと思うのですが、残念ながら この映画での宮沢りえ池松壮亮にそこまでの説得力はありません。

しかしながら、ホントに 惚れた挙句の行動だったかというと疑問。

「でももういろいろ我慢するのがバカみたいで。やりたいことはやりたいじゃないですか。」

大島優子のこのセリフをきっかけに、前髪整えて、おしゃれなコート買って、池松との不倫に邁進し始めたように見えます。

でもこれは、ミスリードに導く魔法のセリフ。

池松に惹かれる理由も希薄だし、何より見境がつかなくなるほどのぼせ上っている 感じもないし、案外あっさり別れてるし。

やっぱり子供のころからの性癖に原因が、、

聖女のような佇まいで他人に施しを与えながら、そのお金は他人の財布から。 決定的に倫理観が欠けた彼女の施しは、善意ではなく、満足感からきているのでしょう。

あー、いやだなぁいやだなぁ。そのうち犯行がばれて、どんどん追い詰められていくんだろうなぁ と思って観ていたら、そんなところはさらりとかわして海外へ!

それでも宮沢りえには幸せになって欲しいなぁ。

(評価:★3)

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