[コメント] アンドリューNDR114(1999/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
原作(原案かしら?)は、アイザック・アシモフのSF古典ですよね。 「われはロボット」が有名ですが、これは、映画ラストにクレジットされる 「Bicentennial Man」(直訳=200年続く男)が原作らしいです。 A・アシモフの本は 子どもの頃、学校の図書室にあったものは、ほとんど読んだ記憶があります。 「ロボット三原則」が、メッチャ インパクトがあったのですが・・・ 今や、、これらのストーリーは、まったく思い出せません・・(^_^; 人間って忘却があるんですね・・(笑) たしか原作は短篇(集)でしたっけ??? ああ・・それすらも・・(T^T) 本作品は、原作にほぼ準じたストーリーになってるのかしら?
テーマは非常に 普遍的であり、重厚 であると思う。 "深いテーマ"で見応え充分です。 ですが、そのあまりの普遍的テーマであるが故に、映画的には、 ファーストシーンから ラストシーンまで、ほぼ展開が読めてしまうところが マイナスポイントとなるのでしょうか・・?
ひとつ 大問題があると思うのですが・・(ぼく的にです)
●ラストちかく 、"アンドロイド"のアンドリューは 愛するひと(裁判で、まだ妻とは認められてません)と 同じ時を "人間"として生きるため、機械の体 ="永遠に続く命" を抛棄、自ら改造し 人間と同じ "限りある命"を選択します。
そして 月日が流れ・・・・ 妻と供に 老衰で死への床に付いています。
最期の時・・・ 長年待ち続けていた人間として認められる判決自体は、 僅かに間に合わなかったものの・・・ "人間"として死んでいきます。 (T^T) 感動のシーンだ・・
問題はその後、、 残された妻(人間)は、"アンドロイド"の看護婦に 医療用生命維持装置のスイッチを切る命令をし、装置を切らせた・・
・・・という解釈でいいのかしら?
そそそ・・そうだとすると、冒頭で鳴り物入りで紹介されていた アシモフの「ロボット三原則」 は、 まるっきり無視されているということになるのだが。 どういう事なのでしょうか???????????????????
んで、そうでなく、、、もしも あの看護婦さんはアンドロイドでなく 人間だとすれば、 人道的に許されない行為だと思うのだが・・
きっとぼくの解釈がどこか間違っていると思うのですが、よかったら 誰か教えて欲しい_(_^_)_
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・ん〜〜〜・・・まてよ! 最後 アンドロイドの看護婦は、命令に従った "フリ" をして 、実は装置を切らなかったのかしら・・??????
・んんん〜〜〜っ!! それとも、 アンドロイドの看護婦は"機械"に依存せねば生きていけない人間を、 "人間"として認めなかったという事なのでしょうか・・???? (怖)
わわわ・・解らないぃぃ〜〜〜(T^T) 質問ばかりでごめんなさい・・
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(アイザック・アシモフ「われはロボット」小尾芙佐訳より)
・第1条 :ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
・第2条 :ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第1条に反する場合は、この限りではない。
・第3条 :ロボットは、前掲第1条および第2条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。
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※ ↓ 以下 02/05/07追記
上に書いた感想で、 「ファーストシーンから ラストシーンまで、ほぼ展開が読めてしまうところがマイナスポイントとなるのでしょうか・・?」
などと、書いてしまったのですが、、 これって、ひょっとして、すんごい伏線があったのをぼくがまったく気が付いてなかったのでしょうか!!?? かなり反省・・_(_^_)_
もう一度、ラストのシーンを観直すと、
妻は、 「ありがとう ガラテア。」と 看護婦の事を呼んでいます。
ということは、あの看護婦さんは ルパート・バーンズ博士の元で働いてた女性型(?)アンドロイドのガラテアの なれの果てと言うことでしょうか!!
まてよっ!!
作中、アンドリューがガラテアのパーソナルチップを、別のものに交換し 怒って訪ねる博士に "元"のパーソナルチップを渡すシーンがあったのですが・・ (*その時は、何の事か解らずに見逃してました) ひょっとして、その時、渡した"元"のチップは、アンドリューが なんらかの改造を施してたチップにすり替えていたのでしょうか??? なんとも、謎が多いラストシーンです・・????? どういう解釈をすればいいのでしょうか???
この映画、、実は 深かった・・ !!!
どちらにしても、 やはり 怖い・・・
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